箆柄暦『一月の沖縄』2012

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箆柄暦『一月の沖縄』
2011年12月30日発行/105号

《Piratsuka Special》
首里城公園 開園20周年

《Piratsuka Topics》
春節のかりゆし
s4『夢のつづき』
ARIA『Club ARIA』
JaaBourBonz『JaaLBUM 01』
沖縄国際アジア音楽祭/沖縄国際映画祭
プロ野球オープン戦
映画『劇場版テンペスト3D』
『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』
ひーぷー☆ホップ編『オキナワ爆笑伝説』

 

 
Piratsuka Special
首里城公園
開園20周年 いい正月でーびる。

 一四二九年の琉球王朝成立以降、約四五〇年間にわたって沖縄の島々を治め、中国や日本など周辺諸国との外交や貿易を通じて、独自の発展を遂げてきた琉球王国。その象徴ともいえるのが、王府と王宮が置かれ、国の政治・経済・文化の中心的役割を果たしてきた首里城だ。中国や日本の建築文化の影響を受けた鮮やかな深紅の建物群は、沖縄戦の戦火によりいったん消失したが、一九九二年には一部が復元され、「首里城公園」としてよみがえった。

 その後二〇〇〇年に、首里城跡を含む琉球王国のグスク(城)と関連遺産群が世界遺産に登録された。さらに最近では、琉球王国を舞台にした小説『テンペスト』がベストセラーとなったこともあり、琉球王朝や首里城に改めて注目が集まっている。

「この機会に首里城を訪れてみたい」という人も多いと思うが、そこでおすすめなのが正月三が日に行われる行事「新春の宴」だ。琉球王朝時代の正月儀式「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」を再現するほか、当時の室内楽「御座楽(うざがく)」や琉球舞踊も披露され、古の琉球王国にタイムスリップしたような光景を間近に見ることができる。琉球舞踊については、ふだんでも週に四日ほど園内で鑑賞可能だ。

 さらに今年は三月一日まで、企画展「首里城のデザインIII・Shurijo&Dragon」が開催されている。首里城正殿にも使われている「龍」の模様でデザインされた琉球の工芸品を多数展示しており、辰年の始まりにふさわしい内容となっている。

 首里城公園が開園二十周年を迎える今年は、毎年九月上旬の「中秋の宴」、十月末の「首里城祭」はもとより、さまざまな記念イベントも企画される予定だ。首里城にまだ行ったことのない人はもちろん、久しく訪れていないという人も、今年はぜひ足を運んでみては。

 
撮影:喜瀬守昭/場所:国営沖縄記念公園(首里城公園)正殿
首里城スタッフ:上原麻里・比嘉ゆか・上地奈緒・赤嶺和音