箆柄暦『九月の沖縄』2016

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箆柄暦『九月の沖縄』2016
2016年9月1日発行/161号

りんけんバンド11月東京公演決定
「笑々・メンソーレ寄席」で日本の話芸を楽しむ
「第6回 世界のウチナーンチュ大会」10月開催
比嘉真優子『新北風〜ミーニシ〜』
普天間かおり出演の舞台『木の上の軍隊』
東風平高根プロデュースの沖縄エンタメSHOW
「ノーマライゼーション Beautiful沖縄」
ハシケントリオ『ランドスケイプ』
9月のうとぅいむちプログラム

 

 

《Piratsuka Special》
おきなわ新喜劇『世界のヤッケームン大会』
ガレッジセール&比嘉梨乃

世界のヤッケームン(厄介者)が沖縄に大集合!

 沖縄出身の人気コンビ・ガレッジセールのゴリがプロデュースを手がける「おきなわ新喜劇」は、お笑いの本場・大阪で長年親しまれてきた「吉本新喜劇」のドタバタ人情喜劇スタイルに、泡盛、空手、三線など沖縄独自の素材をテーマにした物語を組み合わせた、「笑いながら沖縄の歴史や文化を学べる新感覚エンターテインメント」だ。

 2014年末に初の全国ツアーを敢行して成功を収め、翌年春からは那覇市内の常設劇場「よしもと沖縄花月」で毎週の上演を開始。そしてこの夏には、早くも3回目の全国ツアー『世界のヤッケームン大会』がスタートした。7月の大阪・東京公演は大盛況のうちに終了し、9月にはいよいよ沖縄公演が行われるが、ゴリは「まだおきなわ新喜劇を見たことのない方には、絶対面白いからとにかく一回見に来て!と伝えたい!」と、力強くアピールする。

 「おきなわ新喜劇は、もともと『沖縄観光の目玉にしていきたい』という思いで始めたものですが、やはり観光客だけでなく、沖縄県民にも愛される存在でありたいと思うんです。大阪人が吉本新喜劇を大好きなように、沖縄の皆さんにももっとおきなわ新喜劇を知ってもらって、気軽に楽しんでもらえたらと思っています」

 舞台の内容については、ヒロイン役を務める沖縄出身の女優・比嘉梨乃も「出演者の皆さんがとにかく面白くて、時にはハプニングさえ笑いに変えてしまうのがすごい。沖縄のことも楽しく学べますよ」と太鼓判を押すが、その舞台で今回取り上げるテーマは、ずばり「移民」だ。『世界のヤッケームン大会』の「ヤッケームン」とは、沖縄方言で「厄介者」の意味だが、実は物語の下敷きとなっているのは、今年十月に沖縄で開催される「世界のウチナーンチュ大会」なのである。

 「世界のウチナーンチュ大会」は、かつて沖縄から世界各国に移住した人々やその子孫が、5年に一度、沖縄に里帰りする一大イベントだ。物語では、大会に参加するため世界中から集まってきた県系人達が、宿泊先のホテルでそれぞれの文化や風習を主張し合い、ホテルスタッフを巻き込んで大騒動を引きおこすさまを、沖縄ならではのギャグもふんだんに盛り込みながら、面白おかしく描いていく。〝ヤッケームン〟達のワガママなやりとりに大笑いしているうちに、沖縄の移民の歴史についても知ることができるというわけだ。

 劇中では、ゴリがホテルで働くテーゲーな日系ブラジル人〝ゴリデジャネイロ〟に扮するほか、相方・川田やスリムクラブ、前出の比嘉梨乃、そして地元沖縄で活動する俳優や若手芸人達も多数出演する。さらに今回はゲストでDA PUMPのISSAも登場し、ステージで生歌を披露する予定だ。川田は「人気アーティストの生歌を聴けるのも、おきなわ新喜劇の魅力。一度見たら、きっと二度三度と見たくなります」と語ってくれた。

 楽しみながら沖縄の歴史や文化に親しめる「おきなわ新喜劇」、沖縄公演は浦添市、沖縄市、石垣市で行われる。ウチナーンチュもヤマトンチュもぜひ会場に足を運び、沖縄生まれのお笑い舞台の面白さを体感しよう。
(取材&文・高橋久未子/撮影・喜瀬守昭)

 

ガレッジセール
中学時代の同級生だったゴリ(中央)と川田(左)が1995年に結成。バラエティ、ドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍している。

比嘉梨乃(ひが・りの)
1992年沖縄市生まれ。2009年、ウィルコム沖縄のイメージガールとなり注目を集める。現在は東京を拠点に女優、タレントとして活躍中。

◆第3回 おきなわ新喜劇ツアー『世界のヤッケームン大会』
出演:ガレッジセール/スリムクラブ/普久原明/伊波雅美/宮川たま子/ウリズン桜/大屋あゆみ/けんたくん/ありんくりん/比嘉梨乃
ゲスト:ISSA(DA PUMP)
9/10(土)開演15:00 浦添市てだこホール
9/11(日)開演15:00 沖縄市民会館
9/18(日)開演15:00 石垣市民会館
前売3,500円 当日4,000円
PMエージェンシー 098-898-1331