箆柄暦『四月の沖縄』2016

pira1604_hyo250箆柄暦『四月の沖縄』2016
2016年4月1日発行/156号

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《Piratsuka Special》
島ぜんぶでおーきな祭
第8回 沖縄国際映画祭
初恋クロマニヨン

沖縄のちゃんぷるーなお祭りにめんそーれ!

 「ラフ&ピース(笑いと平和)」をテーマとして、2009年3月に始まった「沖縄国際映画祭」。昨年は名称を「島ぜんぶでおーきな祭」にリニューアルし、映画のみにとどまらない、沖縄全体を巻き込む総合エンタメイベントへと発展を遂げた。第8回目となる今年は、開催時期をより気候の温暖な4月下旬に移行し、内容もさらにスケールアップ。封切り前の話題作や新旧の名作映画がたっぷり上映されるほか、人気俳優や映画関係者が集う豪華レッドカーペット、旬のお笑いや音楽が披露されるステージイベント、全国都道府県&沖縄41市町村が地元の魅力を発信するCMコンペティション、世界最大級の移動式野外スクリーンでの上映会など、さまざまな楽しいプログラムが予定されている。

 また本祭には、県内外で活躍するお笑い芸人が多数参加するが、その中でも今年特に注目したいのが、地元沖縄出身の三人組「初恋クロマニヨン」だ。彼らは2011年、吉本グループが沖縄に開校した養成所「よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ」の1期生で、卒業後は那覇市の劇場「よしもと沖縄花月」を拠点に、舞台・イベントなどで幅広く活動している。「おーきな祭」には第4回から参加しているが、彼らに現場で感じた本祭の魅力を尋ねたところ、「とにかくいろんなエンタメが楽しめること!」と、口々に語ってくれた。

松田正「普通は〝映画祭〟っていったら映画上映がメインだけど、これはいい意味でごちゃ混ぜというか、音楽、お笑い、ファッション、グルメといろんな企画があって、エンタメのすべてが詰まっているんです。まさに沖縄の〝ちゃんぷるー文化〟に合った、楽しいお祭りだと思います」

新本奨「しかも、普段はテレビで見ているような有名な芸人さんや俳優さん、海外のスターなどにも、間近で会えますしね」

比嘉健吾「開催時期的にも今年は4月下旬で、去年までみたいに寒くて震えることもないでしょうし(笑)、県内からも県外からも、ぜひ遊びに来てもらえたらと思います」

 そんな彼らだが、実は今年の本祭では芸人としてだけでなく、役者としての参加も決定している。出演したのは、特別招待作品の『沖縄を変えた男』。90年代初頭に沖縄水産高校の野球部を率い、二度の甲子園準優勝を成し遂げた名監督・栽弘義の物語で、ガレッジセールのゴリが栽監督に扮し、新本と比嘉は野球部員、松田は審判の役を演じた。三人とも映画は初出演だったそうだが、もともと全員が野球部出身ということもあり、大変さの中にも大きなやりがいと共感を感じたようだ。新本は「ゴリさんの演技から、栽監督の厳しさの裏側にある愛情が伝わってきた」と語り、松田と比嘉も「一人の野球ファンとして、絶対に見に行きたい作品」と太鼓判を押した。

 もちろん本祭ではこの作品以外にも、多数の新作や名作の映画が上映される。加えて前述の通り各種イベントも充実しているので、家族や友達と一緒でも、または一人でも、存分に楽しめること間違いなしだ。4月下旬の暖かな沖縄で、島全体を舞台に開催される「おーきな祭」。初恋クロマニヨンの活躍にも期待しながら、ぜひ足を運んでみよう!
(取材&文・高橋久未子/撮影・喜瀬守昭)

 

◆島ぜんぶでおーきな祭
第8回 沖縄国際映画祭

http://oimf.jp
会場:那覇市・宜野湾市・北谷町・浦添市・沖縄市・豊見城市ほか、沖縄県内各所
日時:2016/4/21(木)〜24(日)