箆柄暦『九月の沖縄』2015

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箆柄暦『九月の沖縄』2015
2015年9月1日発行/149号

「古酒の日」に33年古酒と沖縄料理&芸能を楽しむ
coba主催の洞窟コンサート『マブイオト』
「浦添市 組踊まつり」
element of the moment『life』
「根音(ニィウトゥ)ウマチー」開催
下地暁『宮古世』をリリース
ディアマンテス、11月に県内外でツアー決定
『沖縄の島うた①〜③』
うとぅいむち うちなー感動プログラム

 

 

《Piratsuka Special》
おきなわ新喜劇
ガレッジセール&スリムクラブ

沖縄発のお笑い舞台を全国へ、そして世界へ!

 「おきなわ新喜劇」は、お笑いの本場・大阪で長年親しまれてきた「吉本新喜劇」に、沖縄の文化や歴史をテーマにした物語を組み合わせた、沖縄発のお笑い舞台である。人気コンビ・ガレッジセールのゴリが、「沖縄ならではのお笑い作品を作りたい」と昨年末に立ち上げ、年末年始に初の全国ツアーを敢行。舞台にはガレッジセールを筆頭に、スリムクラブら沖縄出身の芸人や俳優が多数参加、ウチナー訛り全開の人情喜劇を繰り広げ、約八千人の観客を爆笑の渦に巻き込んだ。

 その勢いを受けて、今年四月からは那覇の国際通りにオープンした常設劇場「よしもと沖縄花月」でも毎週の上演がスタート。さらに今月から年末にかけて、県内四か所と東京・大阪で、早くも二回目のツアー『空手フリムン一代!』が行われることが決定した。〝フリムン〟は沖縄方言で〝バカ〟の意味で、沖縄の空手道場を舞台にしたコメディ作品になるという。

 プロデューサーのゴリは、「ただ面白いだけでなく、沖縄の文化を笑いながら学べるのがおきなわ新喜劇の魅力。空手は世界中に愛好家がいますが、その発祥地が沖縄だということは意外と知られていないので、舞台ではそういう歴史や文化も紹介したいし、アクションシーンもたっぷり入れていきたい」と意気込んだ。相方の川田も「稽古はもちろんしっかりやりますが、最終的には沖縄らしく、どこかゆる〜い感じの舞台になると思うので(笑)、そんな雰囲気も楽しんでもらえればと思います」と笑う。

 そんな二人と共演するスリムクラブも、「前回を越える面白い舞台にしたい!」と気合い十分だ。真栄田は「座長の二人に負けないよう、僕らも全力で自分たちのカラーを出していきたい。今回は脇役ですが、次は僕らが主役の外伝を作るぞ!くらいの気持ちです(笑)」と宣言。内間も「僕は緊張すると自分が自分じゃなくなるので(笑)、どんな場面でも自分らしく、自然体で笑いをとれるようがんばります」と抱負を語ってくれた。

 今回の舞台には彼らのほか、沖縄で活動する若手芸人や俳優、アクションパフォーマンス集団のチョンダラーズ、さらにはゲストで人気芸人の渡辺直美(名護公演のみ)と、石垣島出身の兄弟従兄弟三人組・きいやま商店(名護以外の全公演)も出演する。中でもきいやま商店はミュージシャンながら、ライブでのトークやコントの面白さに定評があり、自ら「目指すは沖縄のドリフターズ!」と公言するエンタメユニットだ。彼らが初の舞台出演でどんな演技を見せてくれるか、大いに注目したいところである。

 なお、本ツアーは今後、海外公演も計画されている。ゴリ曰く「台湾、ハワイ、ブラジルなど、世界各国に移住しているウチナーンチュに沖縄の笑いを届けたい!」とのこと。おきなわ新喜劇独特の、アップテンポな中にもほんわか感の漂う笑いには、ウチナーンチュも沖縄ファンも、大爆笑しながらどこかホッとして温かい気持ちになれるはず。ぜひ会場でご堪能あれ。
(取材&文・高橋久未子/撮影・喜瀬守昭)

第2回 おきなわ新喜劇ツアー「空手フリムン一代!」
出演:ガレッジセール/スリムクラブ/普久原明/城間やよい/チョンダラーズ/宮川たま子/どさんこ室田/大屋あゆみ/ありんくりん
スペシャルゲスト:きいやま商店(名護公演を除く)/渡辺直美(名護公演のみ)

[コザ]9/21(月祝) 15:00/19:00開演 沖縄市民会館
[浦添]9/22(火祝) 14:00/18:00開演 浦添市てだこホール
[名護]9/23(水祝) 14:00開演 名護市民会館
[宮古]10/25(日) 15:00/19:00開演 マティダ市民劇場
[東京]12/20(日) 15:00/18:30開演 ニッショーホール
[大阪]12/22(火) 19:30開演 なんばグランド花月
 沖縄県内:前売3,500円/当日4,000円
 沖縄県外:前売4,500円/当日5,000円(小中学生各1,000円引)
 ※ファミリーマート(イープラス)/ローソン/チケットぴあ他にて発売中

 沖縄県内:PMエージェンシー 098-898-1331
 沖縄県外:チケットよしもと 0570-550-100