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2018年10月20日 土曜日

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フォーシスターズ in 宜野湾&奈良

フォーシスターズ in 宜野湾&奈良
戦後沖縄音楽のレジェンド、再臨!

(箆柄暦『五月の沖縄』2014 Piratsuka Special2より)

(左:伊波みどり、久美子、貞子、智恵子 右:1971年頃のフォーシスターズ)

(左:伊波みどり、久美子、貞子、智恵子 右:1971年頃のフォーシスターズ)

 6月21、22日の週末、奈良公園内の特設ステージで開催される沖縄音楽の大型野外フェス「歌い継がれる沖縄のウタ」。豪華な顔ぶれが両日登場するが、その一組としてついに、あのフォーシスターズの出演が22日に決定した。

 フォーシスターズは、民謡アイドルの草分けとして、1970年前後の沖縄を席捲した四姉妹グループ。後のネーネーズらにも多大な影響を与えた伝説的存在だ。東京・大阪の琉球フェスティバルにも未だ出ておらず、海外をのぞけば約50年ぶり、1972年の沖縄日本復帰後は初となる県外ライブの実現である。メンバーの一人で、『肝がなさ節』などの作詞家・とりみとりとしても活躍する伊波みどりは、「今回はパスポートなしで行けますね」と笑う。

 デビューは1960年。伊波貞子・久美子・みどり・智恵子の4人がまだ中学生や小学生の時。名付け親は、戦後の沖縄に芸能の灯をともした小那覇舞天。彼にステージマナーを学び、沖縄各地の公演や米軍基地で鍛えられた彼女たちは、その後、民謡や踊り、三線、三板などをそれぞれの大御所に師事。そして最後に生涯の師、『芭蕉布』などで知られる戦後沖縄音楽最大の巨匠・普久原恒勇と出会う。

 普久原のプロデュースによるヒット曲は、『ちんぬくじゅうしい』『軽便鉄道節』『丘の一本松』『やっちー』はじめ、今も沖縄人の琴線に触れる名曲ばかり。『南国育ち』『豊年音頭』『島々清しゃ』といった沖縄スタンダードも、元は彼女たちの持ち歌だった。1975年の活動休止後、貞子は『はたち美童』、智恵子は『チョッチョイ子守唄』など、ソロとしてもヒットを放つ。

 1996年に再結成したが、そのライブを目にできる機会は未だ少ない。「フォーシスターズは別格。あれこそ沖縄大衆芸能の極み」と往事を知る島人に言われるたびに想い焦がれていたが、数年前にチャリティ公演で初体験し、ぶっ飛んだ。その唄も三線も太鼓も、今なお超一級品。一瞬にしてかつての沖縄の村遊びの場に紛れ込んだかのような、不思議な幸福感に包まれた。

pira1405_フォーシスターズ1 奈良公演の前、6月6日には宜野湾市、カフェユニゾンでの待望の本格ライブも決定した。カフェの緩やかな空間に響く、4人の美しいユニゾンが楽しみだ。宜野湾と奈良のフォーシスターズ。沖縄県民も、県外の沖縄ファンも、沖縄音楽の「伝説」を見逃すな!
(文・カフェユニゾン代表 三枝克之)

 

◆フォーシスターズ ライブ
会場:CAFE UNIZON(普天間でいご通り)
日時:2014/6/6(金)
   開場19:00 開演19:30
料金:前売 3,000円 (1ドリンク付)
   当日 3,500円 (1ドリンク付)
問合:CAFE UNIZON 098-896-1060
出演:フォーシスターズ
   Opening Act 勢理客オーケストラ
   古写真スライドショーあり

◆ムジークフェストなら2014
 特別企画『歌い継がれる沖縄のウタ』先島編/本島編

会場:奈良公園春日野園地
日時:2014/6/21(土)先島編
   2014/6/22(日)本島編
   開演13:00〜終了:19:00
料金:入場無料
問合:ムジークフェストなら実行委員会事務局
   TEL 0742-27-8478
出演:
6/21(土)先島編
新良幸人with サンデー/きいやま商店/SAKISHIMA meeting/下地勇/大工哲弘/夏川りみ/BLACK WAX 司会:川満聡(両日とも)
6/22(日)本島編
内田勘太郎/うないぐみ(古謝美佐子・宮里奈美子・比屋根幸乃・島袋恵美子)/DIAMANTES/比屋定篤子/フォーシスターズ 司会:川満聡(両日とも)